社会、文化の激変ゆえの疾患が増えて来ていますが、これらは適正な治療で治るものです。
PD panic disorder パニック障害
2~3%の発症率
電車・高速道路・三斜線の道路の真ん中・飛行機。エレベーターの中等で起こり易い。
■パニック障害に見られる症状
・動悸(心臓がドキドキする)
・呼吸困難
・発汗
・めまい
・ふるえ
・しびれ
・恐怖感
・現実感の喪失
・「またあの発作が起きるのではないか」という強い不安感を抱く
・予期不安がパニック発作を誘発することもある
・パニック発作の起こった場所や状況に恐怖を感じて避けるようになる
・人ごみ、電車
・バス、車、飛行機などを恐れる
・一人での外出が困難になることもある
SAD social anxiety disorder 社会不安障害
10~15%の発症率
対人恐怖症・赤面恐怖と以前は言われていたもの。
社会不安障害(Social Anxiety Disorder: SAD エスエーディー)とは
・会議などで発表したり、意見を言ったりする
・人前で電話をかける
・権威ある人(学校の先生や職場の上司)や良く知らない人と話をする
・多くの人の前で話したり、歌を歌ったりする
SADの患者様が、このような状況に「強い不安」を感じるとき、具体的には次のような症状が現れてきます。
・手足が震える
・字がかけない、記帳できない
・息が苦しくなる
・動悸がする
・大量の汗をかく
・顔が赤くなる
・声が震える、声が裏がえる
・声が出なくなる
認知ー行動療法・薬物療法が基本となります。自分の精神力での克服は困難な事が多いのが現状です。一度受診なさって正しい治療を受けて、社会性の再獲得、狭くなった行動半径の再構築をなさってください。